法人の代表印のアタリ

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 法人の代表印に、天丸タイプと寸胴タイプがあって、そのうち、天丸タイプには、「アタリ」と呼ばれるボタンのようなものがあるのです。
 これによって上下を見分けられるようになっています。それに比べて、寸胴タイプには、アタリがありません。
 だから上下を見分けるときは、印面をじっくり眺めて、苦労しながら上下を見分けることになります。それがまた面倒なのです。時間もかかるし。
 でもそのじっくりと上下を見分けながらこの印鑑を押しても会社に不利はないか、大丈夫か、などといろいろと考えて見ることができるので、それはそれで大変いいでしょう。

 でもそればかりではなく、寸胴タイプでは、このようなアタリがあると、要するに、邪魔なのです。そのアタリ部分が出っ張るので、どこかに引っかかってポロリと取れないとも限りません。せっかくストレートの表面をしている寸胴タイプなので、そのストレートを活かしてスムーズで持ちやすくしまいやすい、など特性を活かしてアタリはつけない方が、一石二鳥というものでしょう。
 アタリのない代表印というのはちょっと変わっていると思うかもしれませんが、寸胴タイプでは一般的であり、そしてそのアタリのないことは、一長一短となっているわけなのです。
 ですから、代表印では、アタリの無い印鑑の印面を見るとき、篆書体の難しい字体をくるくる回転させながら、「どっちが上だ?」と頭をひねることになるのですね。
ちなみに、アタリということばは、一応日本語です。

 手で触ると当たっているからなのでしょう。でも囲碁でも、相手の石にこちらの石がもうすぐ取り囲んで相手の石を取ることができるというようなとき、アタリというようです。つまり、囲碁の世界では、アタリというのは、「もうすぐ取れる!」という意味があるようなのです。

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